子どもが与えられてよかったと思うことのひとつは、絵本をたくさん読めたことです。
自分の子どものためにというのは口実で、面白そうな絵本を買い求めて毎晩読み聞かせるとき、楽しんでいたのは、むしろ私のほうでした。
海外をふくむ引越しの連続で、それらの絵本はほとんど処分してしまったのが残念です。今は息子たちも大きくなってしまったので、なかなか絵本と触れることがありません。
おとといの日曜日、教会学校でひとりの人が、子どもたちに絵本の読み聞かせをしてくださいました。そしてそのときに読まれた絵本が、「ラヴ・ユー・フォーエバー」です。
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これを聞いたとき、私はこらえきれずに泣いてしまいました。きっと母親の立場にある人はみんな泣いていたと思います。
ひとりの母親は、赤ちゃんが眠ると、彼を抱っこしながら、こう歌います。
「アイラブユーいつまでも
アイラブユー どんなときも
わたしが いきている かぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん」
赤ん坊はだんだん大きくなり、やがてティーンエイジャーになりますが、それでも母親は眠っている息子を抱きしめて、この歌を歌うのです。
いつしか、息子が大人になり、母親が年老いたとき……。
もうここからは、涙なくしては読むことができません。
子どもを育てる大変さに、押しつぶされそうなお母さんたちもおられることでしょう。
育児とは、きれいごとばかりではありません。
そんなときに、子どもではなく、ぜひお母さんたちに読んで欲しい絵本だと思いました。
私もずっとずっと愛してやまない本です。
5年ほど前、一番落ち込んでいた時に友人にもらいました。
それから、多くのママたちに私もプレゼントしてきました。
みんな泣きました。
子どもを想う愛の哀しさと美しさと優しさが(特に男の子を持つお母さんには)痛いほど胸を打つ絵と言葉で表されていますね。
ただただ愛らしく、なによりママが大好きだった息子も、思春期を迎えやがて親離れしていくなかで、いろんなことに疲れたり悩んだりする時、この絵本を開いては、改めて涙して新しく愛することを決心し、確認しています。
大大大好きな、そして大切な大切な本です。
モープさん、いらっしゃいませ。
この本は、他のお母さんがたにもぜひ読んでもらいたくなる絵本だと思いました。それだけ母親というのは、時に孤独な戦いをしているのでしょうね。
男の子の成長というのは、その変化があまりにも急激で、親子ともに痛みをともなうときがあります。私もそうでした。
できれば、この本とはそのときに出会いたかったです。うちの二人の息子はすでに成人しています。
モープさんもこの本から絶えず新しい力を得ていらっしゃるのですね。
愛するとは気分や感情ではなく、決心であり意志であること、あらためて教えていただきました。
書き込みありがとうございました。