私はWindows XPというOSを使っているのですが、去年の11月ごろから奇妙な現象に悩まされ始めました(なんだか、怪談の導入みたいだな)。
Windows Updateが提供するセキュリティプログラムの自動更新が止まらないのです。自動更新をOnに設定しておくと、コンピュータを終了するときに、「電源を切る」ボタンに紋章のようなマークがつきます。これが自動更新を始めるという合図なのですが、このマークが毎日ついているのです。
Microsoftの「Windows Update」のホームページへ行って更新履歴を見ると、毎回同じ更新プログラムのインストールが成功している。けれど次の日になるとまた同じプログラムの更新が始まるのです。
それと時を同じくして、Cドライブを覗くとわけのわからんフォルダがいっぱい出来ていることに気づきました。フォルダ名が長い英数字のラレツになっていて、中に入っているのは必ず、「msxml4-KB927978-enu.log」という名前のファイル一個だけ。これが毎日作成されているようなのです。
ゆうべ、あちこち検索して、ようやく2ちゃんねるの掲示板から解決法を見つけました。
原因は、「KB927978」というセキュリティ更新プログラム がうまくいっていなかったこと。そして、そのために毎日パッチを当てようとして失敗しているようなのです。
解決法とは、
コントロールパネル → プログラムの追加と削除 → 「MSXML 4.0 SP2 KB927978」という名前のプログラムをさくっと削除する。 → あらためて 同じプログラムをWindows Updateで手動インストールする。
というものです。Cドライブにいっぱい貯まっていた、長い英数字の名前のフォルダはすべて自分で削除しました(他の重要なフォルダは間違って削除しないように。フォルダの中に上記のファイルが一個だけ入っているものがそれです)。
これをしてからまだ一日しか経ちませんが、自動更新もなく、変なフォルダも新しく作られていないようです。
私以外にもお困りの人がいるならば、一度お試しください。
しかし、この手のややこしい混乱はなんとかならないものでしょうか。
MicrosoftのOSにおける占有状態は、やや解消されつつあるようですが、それでも市場の大半を占めていることは確か。
この30日には、新バージョン「Windows Vista」が発売されるそうですが(そうなると今度は98のサポートが終了するんでしょうか?)、今度こそ、こんなふうにいちいち手当てをしてやらなければならない怪我の多い子どものようなOSでないことを望みます。