義父の回復具合のことで、毎日病院に行くたびに一喜一憂しています。
ミキサーでつぶした離乳食もどきの食事から、ようやく通常の食事に移行することができました。
傷の膿もほぼ取れ、発熱もしなくなったし、目の力もことばも、ずいぶん戻ってきたので、これはすごいと喜んでいたら、今日は一転して数日前に戻ったよう。
前日ベッドから車椅子に移るときは、ほとんど自分の力で立てて楽に移動できたのに、今日は恐がって理学療法士の先生にしがみつき、パニックになってしまいました。
高齢者の病後の回復というのは、本当に右肩上がりではない。タイトルのように三歩進んで二歩下がる遅々とした歩みです。それでもICU(集中治療室)で8日間昏睡していた頃から比べると、雲泥の差。
ただ、記憶はまだまだ混乱しているようで、自分がいるのが病院だということも、ときどきわからないときがあるよう。ましてや自分が人工肛門をつけていることは、まだ認識できていません。
この状態で退院して家に戻ったら、私は介護できるのだろうか、と足元をすくわれるような不安に襲われます。
けれど、その分、義母の認知症に付き合うコツがだいぶわかってきたのか、ちょっと楽になってきたような気もします。これも三歩進んで…なのでしょうけど。
人を変えようとしても、思うどおりにならずにイライラするばかり。成長しなければならないのは自分なのだと言い聞かせています。
そんなこんなで、週一更新を堅持するはずだったわがサイトも、更新の遅れが続いています。
読者さまには、ご心配をかけております。
「新ティトス戦記」、数章書いてからアップと言い続けてきましたが、いよいよこの週末、冒頭の一章しか書けていない状態で見切り発車し、第三部をスタートすることにしたいと思います。それまでになんとか、少しでも次章以降を書き進めることにします。
その次は、「ギャラクシー・ヴァカンス」の(4)を更新する予定。
当分は、こういう具合に「新ティトス」「ギャラクシー」「魔王ゼファー」の三本立てで行きたいと思っています。
アンケート部屋の人気投票も、いつもありがとうございます。今回は「手編みのマフラー」の票が意外に伸びているので、これはなんとかせねばと思案中。本編に出てきた新キャラも登場させたいなあ。
「夜叉往来」の番外編を、とのリクエストもぼちぼちいただいていますし、「満賢の魔鏡」とはまったく違った軽いユーモラスなタッチのシリーズでも書けたらな、なんていう希望だけはあるのです。希望だけは(苦笑)。
長い目で見守っていただけたら、幸いです。WEB拍手の楽しいコメントにも励まされています。