「アルファポリス・ファンタジー小説大賞」が9月末をもって終わりました。
エントリーしていた、「ティトス戦記」「魔王ゼファー」へ投票してくださった方、またページを訪れてくださった方、ありがとうございました。
今となっては、大賞のページがクローズしてしまったので、正しい順位がわからないのですが、最初のページ(40位以内)の下のほうを、ふたつともウロウロしていたのではないかと思います。
驚いたのは、正統異世界ファンタジーの「ティトス戦記」よりも、ファンタジーもどきの「魔王ゼファー」のほうが上位に置いてもらっていたこと。
やはり、こちらのほうが、さくさくと読みやすいということもあったと思います。
前にもどこかで言ったかもしれませんが、もともと「魔王ゼファー」は、異世界FTのパロディとして書いた単発ものでした。「魔王の午後」という初作のタイトルは、「午後の紅茶」を飲みながら即席で考えたネーミングでして(笑)、実際これほど長いシリーズものになるとは夢にも思っていませんでした。
今となっては、アクセス数やウェブ拍手の数、ひとことメールの数から言っても、うちの小説の中で群を抜いていて、当サイトで一番の看板小説かもしれません。ありがたいことです。
この「ファンタジー小説大賞」にエントリーしたおかげで、両作品の更新頻度が格段にあがりました。でも更新すればするほど、応援のお声をいただいたりイラストをいただいたりするので、執筆ボルテージは上がりっぱなしでした。
こういう機会があれば、また参加してみたいと思います。自分へのカツ入れのためにも。
アフィリエイトのご利用もありがとうございます。
今月はアマゾンのアフィリエイトで報酬をいただくことができ、これで、目標としていた「一年間のサーバーレンタル料と、ドメイン料」を払えるだけの金額を超えました。
いただいた報酬は、小説執筆の参考資料の購入に充てさせていただきます。
この場を借りて、お礼申し上げます&これからもよろしくお願いします。
魔王の人気の良いのは、おそらく、こちらから異世界に行くというありきたりの設定でなく、異世界の「偉い人」が、こちらの世界に生きるべく苦労するところを書いているからでしょうねえ。こういう設定は少ないと思いますよ。しかも現実世界での苦楽のあざ縄ってのは、人生経験の多い人ほど有利な訳で、海外経験もある女将さんにはうってつけでしょう。あと、猫が良いポイントかな。
「魔王ゼファー」について、おほめの言葉をありがとうございます。
権勢を欲しいままにしている人が、ある日突然どん底に落ちて、そこで謙遜を学んで真の立派な王になる…「王子と乞食」の王子ですね。
海外での経験がどれくらい役に立ってるかはわかりませんが、ユーラスが帰国子女として罵られるあたりは、感情移入して書きました。51年生きてきたといえるほどの人生経験は実はないんですが、自分自身や周囲のことを、若いときよりも俯瞰した目線で見られるようになったかな。
猫は、このところ主役を食ってしまう勢いですね。こういうキャラは動かしやすくて、つい出番が増えてしまいます。