今年は七周年ということで、1月から2月にかけて、当サイト最古作品のひとつ「CLOSE TO YOU」の第三章を連載しましたが、懲りずに七周年企画第二弾をお送りしようと思います。
今度も負けず劣らず古い作品、「府立西野高校文芸部」の新作を連載します。
これはもともと競作企画から生まれた短編でしたが、思い立ってシリーズ化したものの後が続かず、2003年から五年間も連載を休止していたといういわくつきのお話です。
「CLOSE TO YOU」で心残りだった部分を書き足すことができて重荷が降りた勢いで、こちらのほうも「連載休止」の看板を下ろしたいという願いが強くなってきました。
それに加えて、以前から何か既成の「お題」に副った連作掌編を書きたいという漠然とした気持でお題サイトさまを探していたところ、七周年の今年にぴったりな「七つの大罪」というお題を見つけることができました。
そうこうしていたところ、なんともタイミング良く、ある方から「恋愛模様に限らない、日々の経験を経た彼らの成長が読みたい」というご感想をいただき、これはやるっきゃないと奮起したわけです。
「七つの大罪」というタイトルだけ読むと重苦しい雰囲気ですが、お読みになればわかるとおり、まったりした軽い雰囲気で日常生活を描いていきます。どれも3000字程度の短めの掌編です。
長いあいだ連載休止だったせいもあって、ほとんどお読みになった方がいらっしゃらない作品だと思いますし、そのあおりで他の連載の更新がズレこむのも心苦しいのですが、どうぞBUTAPENNのわがままだと思って、しばらくお付き合いください。
しかし、これを書き始めた頃は高校生だった息子たちも、今は社会人プラス就職留年(笑)。年月の流れを感じます。