「セフィロトの樹の下で」の番外編「クリフォト」が完結しました。
ご愛読、ウェブ拍手や応援のコメントを、どうもありがとうございました。
私にとっては、二回目の「お題」作品です。何もない茫洋としたところから創作するのに比べて、お題というものを土台にできるのは、作者にとって大きな助けでもあります。その反面、あるときはお題にあてはまるように、頭の中にあったプロットをある程度は作り変えていかなければならない。
その制約をどうやってクリアするかを考えるのも、また楽しいものです。
さて、終章をお読みくださった方はおわかりのとおり、このお話には、すでに次の企画への布石が入っています。
次の企画とは、「セフィロト」と「ギャラクシーシリーズ」のクロスオーバー。
当サイトのSF作品のキャラ同士を、いつかは会わせてみたいなと思っていたんです。
ところが、セフィロトの舞台は22世紀、ギャラクシーは23世紀と百年以上の開きがありますし、世界の中での日本の位置づけなど、世界観も微妙に違います(たとえば、「セフィロト」では、アジアの政治経済の主導権を握っているのは中国ですが、「ギャラクシー」では、銀河連邦の中での主要国は日本ということになっています)。
そこで、永遠の生命を持つロボットたちだけを23世紀に登場させることにしました。残念ですが胡桃も犬槙博士も柏局長も登場しません。世界観の違いは、適当にごまかすことにします(おい)。
舞台は、もちろん火星。
登場人物は、「ギャラクシー」側からは、まだ駆け出しの航宙士だったころのレイ・三神。タオ機関長。
そして、あの例の謎の女性(笑)。
「セフィロト」側からは、開拓期からずっと火星に永住しているクリフォトと、地球から【すずかけの家】の休暇を利用して、彼に会いにやってくるセフィロト。
ちょっと本編とは違うキャラたちの性格も、みどころのひとつにしたいと思っています。
とは言え、ええと、プロットはこれから考えます(笑)。火星地下都市を主な舞台にした冒険ものになる予定です。中篇程度のお話にして、来年一月の八周年企画と銘打って短期連載します。どうぞ、もう少しお待ち下さいませ。
火星ってキーワードで感づきましたが、やっぱりそうですか。世界感とかロボット感が違う世界なので、どんなサドになるか楽しみです(←無条件にサドな火星の物語りって決めつけていますがそれで間違いないですよね)
ありがとうございます。なんだか、ほとんど更新と同時に読んでくださったみたいなタイミングでしたね。
根本的な世界観の違いは如何ともしがたいですが(たとえば、ギャラクシーにはほとんどロボットが登場しない)、少しは、すり合わせていこうと思います。
>サドな火星の物語
そうなんでしょうね。あの女性とキャプテン三神(と言っても、まだそのときは駆け出しですが)が出てくるということは。
こんにちは?(*^_^*)
クリフォト完結おめでとーございます。さっき、メールの方も送っておきましたので、お暇な時にでも見てみてください。たぶん、ちゃんと送れているとは思うのですが、初体験なもので(^^ゞ…
火星サドですかぁ。年代的にはギャラクシーの方がやや未来になるんですかね。かっこいいクリフォト希望(やけにクリフォトの肩を持つ招夏なのだった)
招夏さん、いらしゃいませーっ。
メール拝見しました!
クリフォトが…。か、かっこいい。部屋中を踊りながら喜びましたよ(私はユイか)。
さっそく、明日にでもアップさせていただきます。ええ、私ひとりで楽しむのは、贅沢というものですとも。
ブログにアップしておられる絵も楽しんでおります。それにしても、招夏さんは多才な方だったんですねえ。
>年代的にはギャラクシーの方がやや未来になる。
設定がいきあたりばったりなもので、間違いないように調べますね。
ええと、クリフォトが生まれたのは、2146年ごろ。
「ギャラクシー」の木星航行編は、2231年。ただし、今度の企画は、三神船長が23歳くらいのころのエピソードなので、えーと何年だ(こら)。
クリフォトはそのとき、もう70年くらい生きてることになりますか。
かっこいいというか、今よりもっと無口で無愛想で枯れてるかも(笑)。
クリフォト 完結 おめでとうございます!
クリフォト(抜け殻)が、しっかり身のあるいいオトコになっていて、変われる、成長出来るっていいなぁと思いました。
次作もすでに、予定されているのですね。
時期的には、ちょうどセフィは試練を受けた後くらいになるのでしょうか。 永遠の想いを交わしたセフィと胡桃。 ふたりのその後も含め、楽しみにしております。
(-^□^-)
梅(b^▽^)bさん、ありがとうございます。
そうそう、クリフォトが「抜け殻」の意であることを、もうちょっと最後に強調しておけばよかったです。でも身のある男になれたと言っていただけてよかった。
そう言えば、胡桃はこの企画に登場しても不思議はないんですね。計算してみると、まだ100歳に満たない年齢です。
でも、みなさんサドな話を期待しておられるようだから(笑)。