「伯爵家の秘密キャラ人気投票」へのお礼のための特別企画第四弾です。
今日は第5位に入りましたパパりん(笑)、エルンスト・ド・ラヴァレ伯爵の番です。
インタビュアーは引き続き、息子のエドゥアール。
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エドゥアール「やっと、ほっとできる相手に当たった。今朝は俺の親父、エルンスト・ド・ラヴァレをインタビューします」
エルンスト「お手柔らかに頼む」
エド「親父の肩書きはラヴァレ伯爵。俺は《伯爵継嗣》ということで、まだ正式にはラヴァレ伯爵ではないってことだな」
エル「そのとおりだ。しかし財産相続はすでに済み、実際の権限は完全におまえに移譲されている。わたしは言わば「隠居」という身分で、非公式には大伯爵と呼ばれている」
エド「もうひとつの肩書きは、クライン王立軍の元陸軍中佐。若いころは背の高い、むきむきのマッチョだったんだろ?」
エル「病を得て、今は半分くらいにやせ細ってしまった。フレデリク王もびっくりしていたほどだ」
エド「リオニアからの帰国後、エレーヌ姫と王宮舞踏会で出会ったときも、濃緑の軍服で出席したって?」
エル「ああ。だが、そのあたりのいきさつは、本編終了後に番外編になる可能性もあるので、最小限にとどめておこう」
エド「さすが親父だな。
「素敵なエルンストお父様の若かりし頃を番外編で読んでみたいです」
というコメントを意識しているわけだ」
エル「それくらいの先を読む力がないと、周囲を敵に回して王家の姫君など娶ることはできんよ」
エド「そうかなあ。人と敵対するのが好きだったんじゃないのか? 当時から危険視されてた革命前夜のリオニアへ遊学するくらいだし」
エル「そこまでひねくれてはおらんが、当時のわたしはクライン王国内の王宮や貴族の腐敗に嫌気がさし、共和主義にひそかに憧れていたことは確かだな」
エド「今も?」
エル「いや。共和主義にも限界があるという現実を学んだ。今は、クラインの王制をくつがえしたいなどとは思っておらんよ」
エド「かたい話になっちまったな。
「元気になってほっとしました。長生きしてください!」
「おやじさま頑張って!」
「元気になられてよかったです。長生きしてご活躍ください」
という激励メッセもたくさん来てるぞ。どうなんだ、体調は」
エル「今は腹部のしこりも小さくなり、食欲もある。遠出に耐えられるだけの健康は取り戻しているが、情けないことに、少し無理をすると数日は安静が必要なようだ」
エド「あは、こんなコメントもあるぞ。
「孫ができるまで頑張れ」
「小康状態でも長生きして孫の顔を見せてあげたい」」
エル「だが、こればかりは、おまえたち夫婦の問題だからな」
エド「わかった。一日でも早く孫の顔を見せてやれるように、俺も誠心誠意がんばる!」
エル「…おまえの今抱いている邪な妄想が、手に取るようにわかった」
エド「中年オヤジ好きも、たくさんいるらしいぞ。
「お父ちゃん萌え(笑)」
「エディも凄く好きですが、懐の深い、渋い魅力に一票(笑)」」
エル「ありがたいことだ。ぜひロマンスグレーの魅力に磨きをかけて、息子の人気を凌駕したい」
エド「おいおい。
「茶目っけもありそうなので、その辺も含めてこっそり活躍してほしいです」
「活躍しなくても良い。おじ様には生きていて欲しいです」
ってコメントもあるし、あくまでも体に気をつけて、こっそり活躍しろよな」
エル「案ずるな。せっかくミルドレッドという美しい娘ができたのだから、あの子を悲しませるようなことは決してしない」
エド「俺のことは、眼中にないだろ…」
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