ABOUNDING GRACEは、1月18日をもってサイト十周年を迎えました。
みなさまの応援のおかげで、ここまで続けることができました。
44歳のときに、一からHTMLを習って、タグ打ちで始めたサイトだったんですね。飽きっぽい私がここまで続けてこれたのも、読者のみなさんのご感想や交流のおかげです。
この十年のあいだに、オンライン小説界もずいぶん変わりました。ケータイ小説が市民権を得ると同時に、サーチエンジンや投稿サイトが次々と生まれることで、昔よりも手軽にオンラインで小説を発表し、また好みの小説にめぐり合うことができる環境に恵まれています。
しかし残念ながら、この十年間に、閉鎖される小説サイトもたくさん見てきました。
これからもオンライン小説がひとつの文化として、ずっと続いていくことを願います。
何十年も経って、ふとネットにつないでみたら、昔読んだ小説にまためぐり会えた。
「ほら、お母さんが若いときに、この小説を読んでたのよ」と子どもといっしょに懐かしむことができる――
サイトを閉鎖した方が、ふたたび小説を書きたいと思える時が来たときに、「また始めるよ」と報告できる場所になる――そういう息の長い小説サイトを運営していきたいと思っています。
もちろん、生身の人間ですから、いつ健康を害するかもわからず、自分や家族の環境が激変してしまうかわかりません。ただ、神が赦したまわば、目標は120歳のサイトオーナーです(笑)。
オンライン創作者たちが励まし合うためにも、十周年企画として、今年ふたたび「ペンギンフェスタ」を主催することにしました。
詳しい趣旨は、こちらからどうぞ。
「ペンギンフェスタ2012」
ぜひ、みなさんの参加と協賛と宣伝をお願いします。
もうひとつの十周年企画は、昨年完結した「インビジブル・ラブ」の後日編です。携帯・PC版同時連載となります。できれば明日、第一話をアップしたいと思っています(携帯では、数話分まとめてアップします)。
9 thoughts on “サイト十周年を迎えました”
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十周年、おめでとうございます!butapennさんの優しい温かなお人柄と素晴らしい作品の数々が皆さんを惹きつけてやまない素敵なサイトだと思います。ぜひ120歳までサイトを続けて下さいね。私もずーーーーーっと応援させていただきたいと思っております!
こんにちは。 梅(b^▽^)bです。
10周年、おめでとうございます。
わたし自身、コンスタントに続けていく難しさを痛感しており、10年の重みに頭が下がる思いです。
>オンライン小説がひとつの文化として
この10年は、ネットとというインフラが整備され、そこにオンライン小説という花が咲き始めた時代だったと思います(←自分はここ3、4年のことしかわかりませんが)。 今後ますますひろがり咲き乱れ、おっしゃるようにひとつの文化として発展すれば、と思います。 その中で、butapennさんのように、時代に左右されない秀作を産み続けていくサイトは本当に宝物だと思います。
願わくば、”セフィロトの樹” のように。
繁り続け、この文化の歴史と未来を作り、かつ、見守るサイトとしてあり続けてくださいませ。
梅(b^▽^)b拝
お嬢様がた、おはようございます(執事モード)。
あんまりスパムコメがひどいので、フィルター強度を上げたら、正常なコメまではじいてしまっていました。
梅(b^▽^)bさま
オメコメありがとうございます。十年のあいだ、「書けない」「泣いてばかりいる」「体調悪い」と、さんざんグチを言って、読者さまは、さんざんそれを聞かされてきたのですよ。本当に申し訳ないです。
十年前には、二万ヒットくらいあると堂々たる人気サイトだったのですから、今とは隔世の感があります。それくらい裾野が広がったのですね。
スマホやiPadが普及し、電子書籍が身近になってきた今、オンラインノベルへの需要は増える一方で、第一世代にそこはかとない停滞感が漂ってきたような気もします。世代の入れ替わりの時期なんでしょうね。
「セフィロトの樹」どころか、害虫ふりまいて切り倒されてしまいそうな存在ではありますが、よろしくお願いします。
ナノハさま
ありがとうございます。上にも書いたのですが、けっこう気まぐれでヘタレで、何回もくじけそうになり、仲間たちに助けてもらってやってきたような者です。
もし私が助ける側になるチャンスがあれば、その恩返しができるかなと思っています。
ずーっと応援してくださるということは、私が120歳になるまでの66年、ナノハさんもサイトを続けるということですぞよ(笑)。
健康に気をつけて、がんばりましょう。
こんばんは、こちらではご無沙汰しております。
ツイッタのせいか、すっかり出不精になってしまってて(-_-;) すっかりご挨拶が遅れてしまいました。ごめんなさい。
では、改めて、
十周年。おめでとうございます?(^o^)/
十年続けるのって凄いことですよね。子どもだったら小学校高学年になってる訳ですものね。そんな長い間、素敵なお話を作り続けられるBUTAPENNさんをほんっと尊敬します。これからも素敵な作品で感動させてくださいね。応援していま?す。(〃???〃)/
招夏さん、いらっしゃいませ。
確かにツイッターでいつも話してるので、久しぶりという感じではないですね。
十周年の祝辞をありがとうございます。始めたときは高校生だった息子も、もうすっかりオッサンです(笑)。
十年間のことを、いろいろ思い起こしていたのですが、最初の二、三年の印象が強いです。更新速度もすごかったし、他の人との交流も盛んでした。
それを過ぎるとちょっと中だるみが来て、でもまた元気を出して、の繰り返しでしょうか。
応援してくださる方々が入れ替わりながらも折々に励ましてくださったので、そのおかげでやって来ることができました。
また今はちょっと、中だるみの時期なのかな(笑)。そうはならないように、がんばってペンフェスも執筆もやっていこうと思います。
こんばんは!
BUTAPENNさん、サイトの十周年おめでとうございます!
HTML、私も本を読んで勉強しました(笑)。
そんな時代でしたよねぇ…(遠い目)。
次々といろんなことに挑戦されるBUTAPENNさんに、たくさんの元気をいただいてきた私です。
「ペンギンフェスタ2012」も、是非参加させていただきたいと思います。
これからも末長く、どうぞよろしくお願いします(ぺこり)。
鹿の子さん、いらっしゃいませ。
よし、昔のことを語れる相手がやってきた(笑)!
十年前は、ほんとに小説ブログなんかなかったですね。
ケータイ小説もなかったし。
「なろう」なんかの便利な投稿サイトも存在しなくて、見やすいサイトを作ろうとしたら、みんな自分でコツコツHTMLを勉強して作っていた時代でしたよ。
裾野が広がった分、自前のサイトにこだわる必要もだんだんなくなってきたのは、ちょっとさびしい気もします。やっぱり小説を読めるだけじゃなく、背景画像やレイアウトも含めて、全体の雰囲気も味わってほしいと思うから。
こうやって十年間一緒にやってきた仲間がいるというのは、心強いです。
ペンフェス2への参加表明もありがとうございます。
こんにちは。
すんごいお久しぶりですが、覚えていらっしゃるかしら(笑)。
1月の記事にコメントつけてる時点で「?」ですね。
10周年おめでとうございます。
私はいま、サイトも閉鎖して小説も書かずにダラダラ過ごしていますが、その間もbutapennさんはずっと小説を書き続けてたのですね。
すばらしい。
これからもエネルギッシュに執筆続けてくださいね。
月世さーん!
ほんとにお久しぶりです。もちろん覚えてますとも。サイトがなくなったときは、ショックでした。
でも、ブログのほうはリンクしてます。人生に激変があったのですね。おめでとうございます。母さんはうれしいよ(笑)。
専業主婦生活? いろいろ忙しいとは思いますが、またちょくちょく遊びに来てください。私もずっとサイトを続けていくつもりなので。
またいつか、月世さんも書きたい(イラストでも小説でも)と思ったときが来たら、書いて教えてくださいね。