目ざとい人なら、もうお気づきでしょう。数日前からこのブログに、Amazon.co.jpへのサーチリンクを貼っています。
いわゆる「アフィリエイト」というヤツです。
実はブログを始めた一年前から、このことは考えていました。私の夫が自分のブログでアフィリエイトをやってみたいと言い出し、いろいろふたりで調べていたからです。
結果的には、夫が今年転職したこともあり、彼のブログは作る前からザセツしてしまいました。そのまま、話は立ち消えに。アフィリエイトをすることに私も今ひとつ、ふんぎりがつきませんでした。
私は自分が、小説でお金を稼げるようなプロ作家になることは考えていません。きっと私の書いたものが本になることは一生ないでしょう。そんな素人同然の私が自分の楽しみのために書いたものを、わざわざ読みに来てくださる方がいらっしゃる。それだけでも満足だし幸せ、という4年近くを過ごしてきました。
今でもその気持ちは変わりません。これからもそうやって書き続けたい。でも、このところモヤモヤしたもの――サイト運営に対する疲労感に似たものが胸に渦巻いているのも確かなのです。
リンク仲間の姫さんが、その気持ちに答えを出してくれました。先ごろ彼女のサイト「姫様御殿」では、「応援しるぶぷれ!」を始められました。小説を読みに来てくださった方にサイトの応援をお願いする、というものです。
その中で姫さんはこう言っておられます。
ちまたに溢れているオンライン小説のほとんどは、無料で読む事ができます。
それは、読んでいただく事が作者の喜びでもあるからで、黙って読んでも読み逃げしても、私は何とも思いません。
でも『楽しませてくれた事にお礼がしたい』と言われると、今までその方法が投票とか感想をもらう事しかありませんでした。
じゃあ、そんなことしていらないの? と言われたら、欲しいのです。
好きでやっていることとはいえ、それなりの評価と報酬は得て不思議はないくらいの労働はしております。
たかが道楽じゃないの、時間がもったいないからやめなさい……と、世間様に言わせないだけの誇りもあります。
で、作品の対価を求めてもいいんじゃないか?って気持ちになりました。
これは、金を払わないと読めない……って事ではありません。
読んで面白かったら、その度合いに応じて、ご自身のできる範囲で、大道芸人に投げ銭するように、気持ちをくださればいいのです。
できない人は、そのまま通り過ぎてくれても全然かまわないのです。
私が自信を持って小説サイトを運営していくために足りなかったのは、このアマチュア作家なりの「誇り」だったかもしれないと思いました。自分の書いた小説を通して、たとえほんのわずかでも社会に貢献しているという手ごたえが欲しい。その手ごたえのひとつとして、アフィリエイトという手段をお客様にご提供してもよいのかなあと考えるようになりました。
私の選んだのも姫さんと同じ方法。
アマゾンで、お客様に本・CD・DVDなどをオンラインショッピングしていただく、というものです。もしも欲しいものがあるというときは、そのままアマゾンのホームページに飛ぶのではなく、多少面倒ですが、私や姫さんや、そのほかにアフィリエイトの手段を持っているネット小説サイトに飛んで、そこのサーチリンクから購入手続きをしてくださると、わずかですがサイトマスターに紹介料として、ギフト券の形で収入が入ります。それが皆様からのサイト応援の志になるというわけです。
私から特におすすめの本やCDがあるときには、ここのブログで「おすすめ」というサブタイトルで紹介記事を書くこともあります。その題名をクリックして購入してくださってもOKです。でも、欲しくないものを無理に買うことだけは、おやめくださいね。
私はあまり多くを望んでいるわけではありません。でも一応の目標というのがあって、それは、このサイトスペースのレンタル使用料、年間3675円です。これだけの収入が得られれば、専業主婦の私がサイトを運営しても、少なくとも損はしていないという言い訳が立ちます。でも紹介料はほんのわずかなので、たぶん目標達成は難しいだろうなあ、と思います。
もし皆さまの中に、こういう形で商売をすることを快く思わない方がいらしたら、どうぞ右の欄の「Shopping」の文字をそっとクリックして、閉じてしまってください。そして、これからも懲りずにこのサイトを訪れてください。ひとりでも多くの方が小説を読んでくださることが、私の何よりの喜びなのですから。