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遠くへ行ってしまった方

Posted on 2008-12-14 by BUTAPENN

ネット上でずっとお付き合いのあったお友だちが亡くなられたという知らせを、今日ご友人からいただきました。
私がリンクさせていただいている方ですが、その方の名をここで明かすことは、まだ控えたいと思います。
この春から体調を崩され、入院しておられました。でもご本人は、旅行だと言って、必ず帰ってくるとおっしゃっていました。10月に一時的にネット上に復帰されて、私はすっかり彼女が回復の途上にあるものと勘違いして、喜んでいました。数日前に、ネット仲間の方が彼女の訃報を悲しんでいる日記を読んでも、まったく気づきませんでした。
とても才能にあふれた方で、彼女の書いたスペースSFのようにすぐれたものは、私は絶対に書けないだろうと思います。歴史も文学も、多岐にわたる分野に精通し、しかも編み物もお料理もお上手でした。
私の書いた駄文に、いつも誰よりも先に感想をくださっていました。入院なさってからも、携帯で読んでいるよとおっしゃってくださいました。
彼女は、ずっと以前に携帯小説ランキングへの投票のしかたを訊ねてくださったことがあります。11月ごろから、ランキングの投票が目に見えて減っているように感じていました。
偶然かもしれませんが、もしかすると彼女はそのときまで、ベッドの上でポチポチと投票してくれていたのでしょうか。
私は、彼女からいただいた優しさの十分の一もお返しできていません。遠くに行ってしまわれた今となって、いったいどうやってお返しすればいいのでしょうか。

5 thoughts on “遠くへ行ってしまった方”

  1. みきょにゃん より:
    2008-12-15 00:41

    悲しいお知らせというのは伝え聞く事でも、切ないですね。オンライン上でのお付き合いと云っても、オンラインだからこそ心の繋がりが強いと思います。若輩者の私が語るのも説得力が有りませんが・・・・
    butapenn様は、悲しみを乗り越えて、ネット小説を書き続ける事が彼女の冥福を祈る事になるのではないでしょうか。ご本人が、素晴らしいオンライン作家だったとしても、其の方はbutapenn様のファンだったのですから・・・・祈りを込めて書き続けることが恩返しに繋がると思います。
    私は自宅でいつも拝読していますが、世の中には病院の中での閲覧だったり、携帯で閲覧だったり、色々な環境で何かと戦い続けながら、butapenn様の小説を心の糧にしている人が、もっと沢山いるでしょう。
    これからも、無理をせずbutapenn様のペースで活動する事が一番だと思います。其の方も神の御許で楽しみにしてますよ。きっと・・・・
    上手な言葉も紡ぐ事が出来なく、情けないですが、私は一人のファンとして思っている事を書き綴ってみました。
    年の瀬の慌しい中の訃報ですが、心が健康でないと体も参ってしまいますのでお体にご留意下さい。今年は新種のインフルエンザが流行するかも知れないらしいので・・・・
    長文・乱文ですが、これで失礼いたします。

    返信
  2. 第48代我輩 より:
    2008-12-15 03:12

    ネットをやっている人は若い人が多いから、訃報を聞く事は珍しいですが、それだけに、直接の知り合いとは別の喪失感があります。また、病院からでも応援してくれた事に対する感謝の機会を永遠に失ったというのも寂しいですね。

    返信
  3. butapenn より:
    2008-12-15 12:51

    みきょにゃんさん、お心をありがとうございます。
    私にとっても、ネットノベル界全体にとっても、なくてはならない人を失いました。
    でも、やはりオンラインでしか交流のなかった私の今感じている悲しみなど、ご遺族やご友人の悲しみに比べれば、何も感じていないのに等しいです。
    パソコンを離れれば、すぐに日常に戻って笑える私は冷たい人間です。
    でも、そんな冷たい人間なりに、残された者の責任を感じたいのです。彼女が書きたかったであろう小説を書けずに行ってしまったことを考えれば、書けないとかネタがないとか言うことすら贅沢だという気がします。
    >48代さん
    私にとっても、オンライン仲間の訃報ははじめてでした。もう少しきちんとお礼やお見舞いのことばを言っておきたかったです。

    返信
  4. 篁頼征 より:
    2008-12-16 15:29

    いつか旅から帰るつもりであった彼女の為にも、応援してくれていた作品をちゃんと完成させることが大切であるのではと思うようになりました。哀しみを共有できること、このつながりを与えてくれた彼女に深い感謝を捧げたいと思います。

    返信
  5. butapenn より:
    2008-12-16 21:10

    篁さん、いらっしゃいませ。日記のことを書いておきながら、せっかく浮上しかけた篁さんをまた止めてしまうのではないかと、お知らせできずにおりました。
    これから小説を書くときには、きっと頭の片隅で、彼女が読むことを思い浮かべて書くと思います。彼女に読まれて恥ずかしくないような作品を書き続けたいです。
    哀しみを共有できることは大きな慰めですね。ありがとうございます。

    返信

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