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オペラ「愛の妙薬」

Posted on 2009-03-09 by BUTAPENN

ベルカントオペラの代表作、ドニゼッティの「愛の妙薬」を、昨夜、兵庫県立芸術文化センターで見てきました。
錦織健プロデュースで、ヒロイン・アディーナは、森 麻季。村の若者・ネモリーノは、錦織健、軍曹役に、大島幾雄、いんちき薬売りに、池田直樹。
舞台美術は、天野喜孝(だそうです。知らなかった)。
PDFでチラシが見られます
ペルカントとは、「美しい声」という意味。もともとは、「美声、声量、技術、表現力を兼ね備えた理想的なイタリア式の声楽発声法・歌唱法(様式)」(Wikipediaより引用)を指すそうで、「ベルカント・オペラ」というのは、19世紀前半のドニゼッティ、ロッシーニ、ベッリーニに代表される、美しいメロディと技巧的な装飾音と特徴としたオペラだそうです。
「愛の妙薬」のあらすじは

 舞台は19世紀のイタリアの小さな村。貧しい農民、ネモリーノは富農の美しい娘、アディーナに想いを寄せているが、アディーナは相手にしない。そこに、村外れに宿営している軍曹、ベルコーレが軍を率いて現れ、その凛々しい姿にアディーナは一目惚れれしてしまう。
  焦ったネモリーノは、村に現れた怪しい薬売り、ドゥルカマーラに「飲めばすぐに恋が成就する愛の妙薬」を頼み、ドゥルカマーラは「効果は1日立たないと出ない」と言いながら、ワインを「秘薬」として高値で売りつける。早速その「薬」を飲んだネモリーノは酒の勢いで気が大きくなり、アディーナの前で大声で歌う。うんざりしたアディーナは、ベルコーレの求婚に応じてしまう。翌日になれば薬が効いて彼女は自分のものになると信じているネモリーノだったが、ベルコーレに進軍命令が出て、その夜にアディーナと結婚式を挙げると知って愕然とする。
  アディーナとベルコーレの結婚式で、アディーナを奪回するために、ネモリーノは更にドゥルカマーラから「秘薬」を1本買い、飲み干して眠り込む。その間に、彼の伯父が死に、巨額の遺産がネモリーノに入る事になる。酔いから醒めた彼は村の娘達の人気者になっていることを知り、「妙薬」のお陰と大喜びする。そうこうするうちにアディーナは純朴なネモリーノに恋をしていることを悟り、彼との結婚を決意、村人達に祝福される。
(「ジャパン・アーツ」のコンテンツより引用)

パバロッティのネモリーノなどと比べてしまうと、錦織健のテノールはやはり聞き劣りしますが、動きが身軽で、ガキっぽくて気弱そうな感じがよく出ていて、こちらのほうがストーリーに合っているかなという気がしました。ちょっと母性愛をそそられるような(笑)。
森麻季も、おてんばで気が強く、ネモリーノの優柔不断さに苛立っている金持ちの娘を好演していたと思います。
「愛の妙薬」は、後半第四部からラストにかけて、「人知れぬ涙」ほかの名曲の目白押しで、ぐっと盛り上がります。コミカルでストーリーもわかりやすく、気軽に見られるオペラです。
このあと、ディナーして帰宅したので、もうすぐもらえる定額給付金の分はこの日で使い果たしてしまいました(笑)。

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