ブログもすっかりサボり癖がついて、ずいぶん間が空いていますねえ。前回が独立記念日で、今日は革命記念日ですか(笑)。
さて、ちらちらと小出しにお知らせしていたとおり、今年の夏休み企画は、「セフィロトの樹の下で」の番外中篇「クリフォト」をお届けします。
これで、わがサイトに完結済みマークの長編はなくなりましたとも。オール「連載中」です。
「クリフォト」というタイトルは、「府立西野高校文芸部」の「七つの大罪」のお題をお借りしたサイト「TarotLamp」さまで見つけました。
「セフィロトの木」とは、ユダヤ教の伝統に基づいた神秘思想「カバラー」にあることばです。
エデンの園に生えていた「生命の樹」は、天から地上に向かってさかさまに生えている木だそうで、十の要素があります(十一個目は隠し要素)。それぞれの階層が、宇宙と人体の小宇宙を表わしているといわれます。
アニメやマンガにも非常によく出てくるモチーフでして、「エヴァンゲリオン」や「ハガレン」にも出てきます。
これらのことは、「セフィロトの樹の下で」を構想していたときに一応調べてはいたのですが、タロットカードや西洋魔術に取り入れられるなどの胡散臭さ(笑)があって、本編では詳述する気はありませんでした。
今回、お題配布サイト「Tarot Lamp」さまで、「セフィロト十一題」とあわせて、「クリフォト十題」というのを見つけたとき、セフィロトと対極の成長をするロボットという話を突然思いつき、久しぶりに家事そっちのけ(笑)で、構想にハマりました。
クリフォトとは、「邪悪の樹」という意味で、セフィロトの逆に伸びる樹だそうです。この際、魔術うんぬんは無視して、完全なお題として割り切って捉えることにしました。
魔術オカルトに関することは、一切書くつもりはありませんので、検索でいらした方はご了承くださるようにお願いします。
これらのお題の詳細は、ぜひ「TarotLamp」さまでご覧ください。
小説の構成は、お借りした「セフィロト十一題」プラス序章で全12章。
序章の後は、No.10から逆にさかのぼっていきます。これは、天から地に向かって生えている木であることから、人間側からは逆に登ることになるからです。これらのタイトルを、クリフォトのお題と合わせて、できるだけ(完璧にではありませんが)ストーリーにキーワードとして反映させていきたいと思っています。
夏休み企画ですので、本来ならば、できるだけ早い更新で夏のあいだに連載を終えたいのですが、なにせ12章もあることですし、他の連載もはさみたいので、完結は秋になってしまうかもしれません。
こんにちはー(*^_^*)セフィロト読ませていただきました。
おお!セフィロトが…なんだか立派な先生になってる…ああ、いえいえ、前が立派ではなかったと言っているわけではありませんよ。なんだか格が上がった様子で…という意味です(^^ゞ
セフィロト続編、楽しみです。クリフォト…「邪悪の木」…誰が名づけたその名前って感じですね。お題サイトでは「抜けがら」の意だと書かれていましたが…マスターを失って抜けがらに?などと勝手に妄想しています。
しかし…連載の数がすごいですねー。BUTAPENNさんの頭の中を見てみたいですよ。どうしたら、そんなにお話が湧きだすのか…羨ましい限りです(笑)
ご機嫌よう。セフィロトは結構好みの作品なのでこの番外編も楽しみです。
しかし幾つも連載を抱えられるのは本当にすげえや。私も構想はありますが、とてもじゃないけど複数連載なんてできないですよ……。なので一つ一つ消化していくことにします。二本目の長編! とかいつ言えることやら。そもそも完結まで持っていけるのかどうなのか。
……ええと、ともかく楽しみにしていますということで!
>招夏さん
さっそくお読みくださってありがとうございます。
セフィも、すっかり立派になって(笑)。すずかけの家は教育者にとっては有名な保育施設で、そこの副園長ともなると、ハクがつくのですよ。
彼がロボットだということは、たぶんあまり知られてないとは思いますが…。
クリフォトって確かに「抜け殻」という意味です。ううっ。鋭い洞察。
連載が増えるのは、ちっとも偉くないのです。
とりあえず書く → 飽きる → 気分直しに別のを書く → また飽きるという無限ループの結果でして(笑)。ひとつの長編をじっくり書くほうがいいに決まってるのですが、根っからの飽き性なんですね。
>茶林さん
いらっしゃいませ。わわ、セフィロトまで読んでくださっていたのですか。ありがとうございます。
並行していくつも書くというのは、効率悪いですよ。思い出すために、前の分を読み返す作業が必要になります。同じ時期に書いた文章は、どこか似たものになってしまうし。連載を何本も抱えてる流行作家さんは、どうしてるのかなあ。
>完結は秋になってしまうかも
正月に間に合うか間に合わない、ってんじゃないの? そしたら南半球の夏休み企画って事で。
設定がインドだったら面白いかもって思いましたよ。だって、あの国だけは、思考方法が違いますから。ロボットに人格が生まれると、それは、その国のステレオタイプを映して来るかもしれません。そんな設定の比較文化論を誰か修士論文あたりでやってくれないかなあ。
>南半球の夏休み企画って事で。
その手があったか! で、正月企画は旧正月やタイ正月(4月)まで引っぱると。
インドは確かに22世紀あたりにはロボット大国になりそうですね。ただ今回は、機密が漏れた理由を急遽考えなきゃならなくて、無理矢理に第二部に出てきたユエ・コンツェルンとつなげたので、中国にしかならなかったんです。
民族性がロボットの性格に出てくるとなると、ロボット博覧会をやったら大変ですね。ドイツのロボットは規則に厳しく、イタリアのロボットは女たらしで、ロシアのロボットは酒飲み…。
こんにちは!
暑いですね??
「セフィロト」新作拝読しています!
クリフォトが、セフィロトと逆に伸びる樹だとか、知らないことを(そもそもが無知な私ですが)こうして物語を通して知れるところが、物語を読む醍醐味ですよね。
一体クリフォトがセフィロトと会うことでどうなるのか、楽しみです!
何故か毎回コメントのたびに「?」を出してしまう私。
失礼しました。
暑いですね!で脳内変換お願いします(ぺこり)。
鹿の子さん、コメントありがとうございます。
クリフォト読んでいただけて、うれしいです。
このごろ、いろんなお題配布サイトさまがあって、本当に助かります。見ているだけでも、いろいろ勉強になるし、アイディアが沸いてきます。
クリフォトが、どう変えられていくのかお楽しみに。最初のうち、ふたりはとても仲が悪いですが、何せセフィのことですから。
このブログ、文字化けが直らなくって、こちらこそすみません。波線がいつもハテナになってしまうのです。