4月10日付の記事でお願いしていた「放射線測定ボランティアの募集」をいったん中断させていただきます。
呼びかけに応じて幾人かの人が応募してくださったことを感謝します。情報をご自分のサイトで広めてくださった方もいらっしゃり、ありがたかったです。
さて、結果のほうですが、残念ながら、需要に対して測定器の供給量が圧倒的に少なかったこともあり、提供の申し出も、私のほうには一件もありませんでした。
このプロジェクトの関係者の山仙さんも、「政府にその動きがあるのなら、それを手助けするのが正しい」とおっしゃっておられ、科学者ボランティアの方々も、供給が安定するまでは、優先順位は文科省・自治体にあるという考え方でおられると思います。
その一方、ご存じのように、民間で自分の周辺の放射線を測定し、積極的に公表なさる方も増えてきました(ただ、人口の多い都会に集中しているのが残念なところですが)。
プロジェクトの呼びかけページのほうも、しばらく動きがない状態ですので、このブログでの放射線測定ボランティアの募集は、とりあえず中断させていただきます。後日、なんらかの形で動き出すようなら、すぐにご報告します。
協力くださった方々、本当にありがとうございました。ご厚意を目に見える形にできず、申し訳ありませんでした。
福島第一原発の一刻も早い安定化と、近隣住民の方々が平静な生活に戻られる日の一日も早からんことを続けて祈っていきたいと思います。
呼びかけページや、参考サイトなどを下記に載せておきます。
ハカルプロジェクト(放射線リアルタイムモニターのネットワークプロジェクト)
http://jhakaru.blogspot.com/2011/04/blog-post_17.html
カシカ
ガイガーカウンター持っている人はつぶやこう、Twitterで「ハカル」 #hakaru
http://blog.kasika.org/2011/04/hakaru.html
(ツイッターで実際に進められているつぶやきを見るためには、ハッシュタグ #hakaruで検索してください)
福島県内の小中学校等の放射線量マップ
http://atmc.jp/school/?n=3
(今のところ、4月の測定値だけです)
各研究機関の発表している放射線量リアルタイム観測データ
https://sites.google.com/site/radmonitor311/home#11
Pachube(パッチベイ=環境やエネルギーに関するリアルタイム計測データを世界的に集めているサイト)より、放射線量モニタのみ
http://www.pachube.com/?q=radiation
日本の防災研が公開している10分置きのデータ。Google Earth Pluginを利用して閲覧。
http://community.pachube.com/node/611#3d
3 thoughts on “放射線測定ボランティア募集の中断”
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放射能測定の事で、ずっとButapennさん他の皆様をお騒がせしている山仙です。結局、中断と言う形になってしまって、色々な方にご迷惑をおかけ申し訳ありません。
中断とはいえ、放射能測定が必要な事は確かで、それは福島以外の原発にも当てはまります。SPEEDIという不確かなもの(測定出来るものをシミュレーションで代用してはいけないという科学の基本原則に反する玩具)、『パニックが怖い』という理由のみで将来の不測の事態でも発表されない可能性が高い手法に頼ることが間違っている事は、3月15日に不要な被曝を引き起こした事からも明らかですので、今も安い線量計で簡単にネットに公開する方法を模索しています。
また、あたらしい動きがあったらお知らせします
地震以来、始めて投稿に成功しました。なんだかコメント欄の調子が悪いですね、、、。
山仙さん、忙しいのにコメントに来てくださってありがとうございました。
日本の技術力と生産力があれば、安価で正確な線量計の大量生産は可能だと思うのですけどね。体温計や寒暖計といっしょで、一家に一台、線量計を常備っていうのもおかしくない。要は怖がりすぎず、怖がらなさすぎずということなのですね。
これからも、いろいろなアイディアをよろしくお願いします。
コメント欄、確かに不安定です。地震のせい…ではないですけど。
七年近くやってるので、記事が多すぎて再構築が重いのかもしれません。
ここらへんで、区切りをつけて新ブログに移行してみるのも手かな。