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読書メーター2013年1月

Posted on 2013-02-02 by BUTAPENN

特にブログに書くこともないので、せっかくなので読書メーターさまの提供してくれる、毎月の「読書メーターまとめ」という機能を使わせていただくことにしました。
読んだ本を日付とともに読了報告するだけで、毎月の読書記録を、表にしてまとめてくださいます。便利。
2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2255ページ

氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)の感想
若者たちが正義を信じて社会と戦い、皆が叫んでいた60年代。「斗争」の文字が校内のあちこちにあふれていた。部誌を介してタイムトリップし、叫びの意味を受け継いだ現代の若者たちは、生き方を変えていくのだろうか。まどろっこしいほど大げさな筆致が、このノスタルジイのためだったとしたら、作者の演出は見事。
読了日:1月30日 著者:米澤 穂信
神去なあなあ日常神去なあなあ日常の感想
林業のシビアな現実の中に、ちょっぴり不思議な、トトロのような世界が見え隠れする。千年杉のジェットコースターは、ジブリのアニメで見てみたいスピード感だった。しをんさんは、若者の成長を書くのがうまい。爺さんたちを書くのもうまい。
読了日:1月23日 著者:三浦 しをん
海賊の息子海賊の息子の感想
海賊船の描写を期待したが、それよりもマダガスカルでの生活の描写がメイン。主人公が牧師の息子だけあって、キリスト教と現地の土着の宗教との葛藤にページを割いていて、このあたりは日本の子どもには退屈だろうと思う。島に残ることを選ぶ妹の自立の過程が一番共感できる部分かもしれない。
読了日:1月19日 著者:ジェラルディン マコックラン
1ポンドの悲しみ1ポンドの悲しみの感想
都会の高層マンションに住む中流の上の生活感。ちょっと素敵な服を着て、、横文字の職業に就いて、小洒落た店の常連で、一昔前のトレンディドラマに出てくるような主人公たちの話だなと思った。さりげなく胸にしみ、ふわりと着地できる、ストレスのない読書を楽しみたいときの短編集。
読了日:1月15日 著者:石田 衣良
百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)の感想
劣等感のかたまりで人づきあいを避けている、いわゆる「人間レベルが低い」主人公が、陽のあたる場所にいる人たちに魅かれていく。せつなすぎる展開だが、そのハイレベルの人たちも皆ウソをかかえて生きているところに、逆転の物語が成立する。結末はどれも、光る未来を感じさせる。
読了日:1月7日 著者:中田 永一
18091809の感想
仏軍占領下のウィーン。仮設橋架橋にたずさわる仏軍工兵隊大尉バスキは、殺人事件を皮切りに、ナポレオン暗殺計画に否応なしに巻き込まれていく。破壊の欲望に身をゆだねるウストリツキ公爵と、冷静さの仮面の下に熱く自滅的な衝動をかかえているバスキは、ひとつの魂の裏表のようだ。
読了日:1月6日 著者:佐藤 亜紀
新世界より 下新世界より 下の感想
何か判然としないまま、人間が呪力を持つ世界をあたりまえのように受け入れて読んでいたが、ラストでやっと、この世界の歪みの理由がわかった。青春冒険ファンタジーと思っていたが、やっぱり貴志さんの書くものはホラーだった。せめて、瞬の魂が彼らを腐敗から引き戻してくれるだろうと願いつつ。
読了日:1月2日 著者:貴志 祐介

読書メーター
マンガはここには入れていません。今月読んだ中でおもしろかったマンガは、「ばらかもん」(1から6)と、「黒執事」(1から3)でした。
(ここから下は、アマゾンのアフィリエイトリンクで表示してあります)

2 thoughts on “読書メーター2013年1月”

  1. asamiya より:
    2013-03-21 18:17

    BUTAPENN様。
    お久しぶりです。
    RAVEN改め、asamiyaです。
    サイトを開設したら、一番にお知らせすると言いながら、なかなかお伝えすることができず、申し訳ありませんでした。
    アメーバにブログを開設しました。
    小説も休日を中心に書いています。
    またお暇な時に覗いて下されば幸いです。

  2. butapenn より:
    2013-03-21 23:51

    RAVENさん、ほんとにお久しぶりです。
    あれから何年くらい経ったでしょうね。お元気そうでよかったです。おお、とうとうサイトを開設されたのですか。
    ハンドルネームも変えられたのですね。
    AKBがモデルというのが、いまだに誰が誰だかわからない私には、ややハードルが高いですが、RAVENさんらしい、キャラそれぞれが個性豊かなストーリーのように見えました。
    今少しバタバタしているのですが、いずれじっくり拝読したいと思います。

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