日本学術会議より、「チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復:20年の記録」が今朝公表されました。
2011年の原発事故直後に立ち上がった翻訳プロジェクトで、山仙さんも末端で関わっておられたため、当ブログでも翻訳ボランティアの呼びかけを行い、ここからお手伝いに応募してくださった方もおられました。
あれから二年、膨大な翻訳が、とうとう形になったのですね。
森林の放射能汚染や、放射性プルームや、汚染が降雨に左右されることなど、知っていたら有益な情報が、ここにはたくさんありました。
今からでも決して遅くはありませんが、それでも、もし前もってこれが翻訳され、多くの人の目に触れていたら、事故後の対応は少しは変わっていたでしょうか。
ともあれ、たくさんの方々の労苦が実ったことをお祝いしたいと思います。
山仙さんも、どうもお疲れ様でした。
お読みになりたい方は、次の手順で手に入れてください。
日本学術会議のHPの
トップニュース
「チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復:20年の記録を公表いたしました。(平成25年3月25日) → 本文はこちら」
から入る。
日本学術会議「記録」のページに入り、第三部2013-03-25 「原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会 チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復:20年の記録」
いずれも、PDF形式です。
2 thoughts on “チェルノブイリの翻訳が公表されました”
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宣伝ありがとうございます。
とにかく文系のButapennさんでもすんなり理解できるように脚注を大量につけましたので(3.3と4.3の下訳担当です)、理系大学をめざす高校生とかにも勧めていただけると嬉しいです。まあ、3割ほどの脚注が「公文書にふさわしくない」との事で削られましたがね。
山仙さん、お疲れ様。
脚注が三割も削られたとは、すごいですね。山仙さんは、理系と文系両方の頭を持っているから、そのへんの配慮が行き届いているのでしょうね。
どんな有用な文書も、専門家じゃないと理解できないのでは宝の持ち腐れです。そのうち、池上彰くらいが、これを取り上げて番組にしてくれるといいなあ。